秘めごとあそび
- 作者: 桜城やや
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2012/05/31
- メディア: コミック
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ノンケ受けが読みたいなぁ、と思って探していたら出会いました。
もともとは、ゲイが「うう~ノンケかっこいい! 好き! 抱きたい!」てなる話が読みたかったのですが、全然違う感じに。
いいんだ、すごくよかったから。
ゲイの小児科医(眼鏡)×ノンケの駄菓子屋さんです。
表紙見て「え!? 駄菓子屋!?」な見た目してますが、駄菓子屋さんです。
子どもたちに「金髪-!」とか呼ばれてます。かわいい。
駄菓子屋さんはバツイチで、嫁の連れ子である女の子を事情があって育てています。
つまり、血のつながっていない幼女もち。この辺ですでに私の性癖が押されています。
小児科医の先生は、その怖い顔で子どもたちにおびえられてしまうので、駄菓子屋さんでおもちゃを買って子どもたちにプレゼントをしていました。
二人の接点は、医者と患者(の親)、駄菓子屋と客。
そんなところからスタートします。
この先生が見ためのとおりお堅い感じでとってもきまじめ。
一方、駄菓子屋さんは昔散々遊んだようで、ゆるゆるでチャラいです。
それでも父親なので、一応いろいろ考えたりもしてます。
先生の好みドストライクだった駄菓子屋さん、その告白を受けて、遊びで抱かれてみちゃうわけです。
いいですか、ノンケが! 遊びで! 尻を! 差し出す!!
それで良いのか!! と思うわけですがこれがまたごにょごにょ。
あ、そういうわけでえろシーンがほどほどにあります。
あまり比較対象がないので表現しにくいのですが、すごいえろではないと思うんですが、そこそこしっかりえろ、くらいでしょうか。
最初は遊びのつもりだったのに、だんだん先生を意識している自分に気がついていく駄菓子屋さんとか、本当端的にいって最高です。
きまじめなのに案外しっかりがっついていて、割と押すときは押せ押せな先生もすてき。
というか、先生がときどき天然というか、おもしろ発言をしてくれるので(そこが駄菓子屋さんも先生を気に入ったポイントなんですが)なんだかかわいい。
実を言えば眼鏡は萎え属性なのですが、もう眼鏡でもいいやって思うすてきな攻めでした。
幼女も交えた話とか、先生の友人、駄菓子屋さんの元嫁など、様々な人間関係が良い感じにスパイスになって、それぞれの関係性もすごく私好みでした。
まじめ×チャラ男、疑似親子、ノンケ受けが惚れていく過程、あたりが性癖にヒットする人には全力でお勧めしたい漫画です。
3冊で完結ですが、彼らの未来を思って幸せになれる、すてきな本でした。