心に移りゆくよしなし事を

腐女子による拡張版ほぼ日手帳くらいの気持ち

#字書きによる表紙作成ワンドロ(ディスタンシア)

今回も参加させていただきましたワンドロの、自分用覚え書きと作業工程です。

 

内容を考える

今回のお題は「ディスタンシア」ということで、早速意味をぐぐります。

スペイン語でdistanciaはいくつか意味がありますが、一番オーソドックスな「距離」をテーマにしようと思います。

ちょうどこのお題発表がある直前に、ザビスレでゲーム準拠のアイゼン戦後におけるザビーダの心情や態度について考えていたので、感情を吐露しないザビーダに「距離を感じる」スレイというのをテーマにしようかな、と。

 

表紙をイメージする

今回はわりとさっくり手を伸ばすもどかしさを考えたかったので、手を伸ばしたような表紙にしたい…そして白背景で、手に沿うようにタイトルを入れたい…ということが決まりました。

初めは写真で良い感じのものを探したのですが一向に見つからず、シルエット素材に路線を変更します。

今回のシルエット素材は全てシルエットデザインでお借りしています。

お借りしたのが以下の写真。

それと、distanciaに「碧落」という意味もあり、ゼスティリアのイメージにも空がよく似合うので、青も組み合わせていきたいなぁ、ということをワンドロ前に考えておきました。

空は自分で撮ったのにお気に入りがあるぞ!ということでこれを使います。

f:id:alpiacere:20170416224000j:plain

 

作業工程

ちょこちょこ出てくる前回の記事はこちら

 

alpiacere.hateblo.jp

 

お借りしたライブのシルエット素材から、手を上げているものを作ります。

f:id:alpiacere:20170416224353j:plain

いきなりできあがりかよ!!

レイヤー結合しちゃってたので、データが残ってないんです…

開いている手と、伸ばしている腕をそれぞれ切り取りまして、腕の太さが同じになるようにくっつけました…それから、角度を調整して斜めに配置します。

 

続きまして、タイトルを入れます。

f:id:alpiacere:20170416224716j:plain

Tempus Sansで47pt、VA100で手のラインに沿うように角度を決めます。

ちょっと字間の開いたさっぱりとした手書きのイメージです。

ここでさきほどの空の写真を用意し、イラスト風に加工します。

前回もやったイメージ→色調補正→ポスタリゼーションです。今回は4に設定します。

f:id:alpiacere:20170416225116j:plain

これを手と文字のレイヤーの上に配置して右クリック→クリッピングマスクを作成でドン!

f:id:alpiacere:20170416225251j:plain

他にも何か置こうか迷ったんですが、時にはシンプルも大切ということで表紙はこれで終わり。

あとは前回のように背表紙と裏表紙を作ります。

f:id:alpiacere:20170416230014j:plain

裏表紙のキーイラストはアイゼン戦のちなんでドラゴンを。

借りてきた素材をゼスティリアのロゴと同じ左向きに反転します。

んで、先ほどと同じように空をクリッピング

背表紙はドラゴンだとサイズ的にくどいので、泣かないザビーダから涙をイメージしてしずくの素材を借りてきました。

これも同じように空をクリッピングします。

あとは背表紙文字はタイトルが「なぎなた」、作者名が「はれのそら明朝」それぞれ16ptで。

前回と同じように感想.io | 同人誌感想SNSの自サークルページのQRコードと、作品についてを「Tempus Sans」9ptで挿入して完成です。

 

あらすじをつける

これはカバーにも折り返しにやっぱりはれのそら明朝で入れたのですが、まぁこんな感じです。

 ――アイゼンを、殺した。  それは妹であるエドナにとってはもちろん、彼を助ける方法を探すと約束したスレイにとっても、酷く痛みを伴う決断だった。ましてや、彼を友と呼んだザビーダにとっても、あまりに哀しい結末だった――そのはず、だと。スレイはそう思っていた。

 翌日にはもう、ザビーダはいつもどおり軽薄で、調子の良いことを口にする男だった。エドナは深い悲しみを抱きながらも、それを軽薄だと責めはしない。千年の時を生きる天族の胸の内がまるでわからなくなったスレイは……。

そういえば前回触れてなかったのですが、はれのそら明朝は―がふたつつながらないので、―だけMS明朝にしています。

 

今回は前回に比べて余裕を持ってつくれたかな…裏表紙までいけて、あらすじも考えて挿入するまで一応時間内でできました。

今後の目標は帯をつけること……ということで、当分この文庫形式でやりたいなぁっていう風に思ってます。

いや、やっぱ文庫できあがり楽しいのよ。